口臭や歯茎の出血が気になる。(歯周病治療)

口臭や歯茎の出血が気になる方へ〜歯周病治療〜

口臭の原因は様々考えられますが、それに歯茎の出血まで伴うようであれば、歯周病の可能性が大いにあります。
歯周病は痛みのない疾患です。痛みや歯が揺れる・噛むと痛いなどの症状が現れたときは進行が進んでいることが多く、更に進行すると自然に歯が抜けてしまう恐ろしい病気です。後回しにせず、早めの治療と予防をおススメします。
※歯周病は、歯肉炎と歯周炎の総称です。

口臭の悩みはとてもデリケートな相談です。たじま歯科医院では、個室のカウンセリングルームにてじっくりヒアリングを行い、その原因が歯周病によるものかどうかを判断します。
歯周病治療は進行度合いや状況によって治療の在り方も変わるので、歯周病予防も含めたトータルケアを、各個人に応じたオリジナルプランでご提案します。

歯周病の進行段階は、大きく分けて「歯肉炎→軽度歯周炎→中等度歯周炎→重度歯周炎」という四段階に分けられます。
多くの方は、<歯茎から血がでる>といった自覚症状を感じてから来院されますが、このような症状があるときは、かなり悪化した状態のことが多いです。
軽度の歯周病であれば、検査と歯垢(プラーク)除去、歯の表面の歯石除去、ブラッシング指導などで済みますが、重度の歯周病になると歯茎の中の歯石除去、精密検査、歯周外科治療(フラップ手術)や再生治療まで必要になる場合がございます。手遅れになる前に勇気をもってご相談いただきたいと思います。

歯周病は予防が大事

毎日のブラッシング

毎日、きちんとブラッシングをして丁寧に歯垢(プラーク)を取り除くことがたいせつです。ただし、[磨いている]と[磨けている]は異なりますので、歯科医院でブラッシング状態の確認を行いましょう。

定期検診

歯垢を放っておくと、石のように固い歯石になります。こうなるともう日常のブラッシングでは取れません。少なくとも半年に一度は定期検診に行き、歯石除去とお口の中のチェックをしましょう。
>>虫歯になりたくない(予防歯科・定期検診)のページもご確認ください

歯肉炎と歯周炎について

歯肉炎とは歯茎のみの炎症です。

若い世代に多く見られます。
歯磨きがうまくいかず歯垢(細菌の集合体)がこびりついている状態で歯茎が赤くはれたり歯ブラシで触るだけで血が出ます。
対策としては、しっかり歯垢をおとして歯磨きの練習をします。歯磨きが上手になればそれだけで症状・状態は改善します。しっかりとしたセルフケアが一番の治療です。

歯周炎とは歯茎の炎症と歯根を支える骨まで破壊されている状態です。

壮年期から高齢期に見られます。
長年の歯肉炎の結果歯が揺れたり動いたり見た目長くなったり、また強く噛むと痛みがある状態です。歯茎をおさえると膿が出ることもあります。
長年付着してきた歯石が歯茎の深い部分にこびり付いているので、歯磨きでは除去できず、歯科医院での除去が必要となります。
治療後も、再度歯垢歯石が付かないようにセルフケアをしっかりと行っていただきたいです。

歯周病の治療Q&A

Q.自分が歯周病かどうか、自分でも分かりますか?
A.目安として歯磨きの時血が出る場合は歯周病にかかっている確率が高いです。
口臭が強い場合も要注意です。
Q.歯がグラグラしているのですが、これは歯周病でしょうか?
A.その可能性が高いです。
Q.歯周病の原因にプラークというのがあるようですが、プラークとは何でしょうか?
A.プラークとはお口の中の細菌が集まったものです。歯の表面にタンパク質の被膜(ペリクル)が出来ますが、それを足場にして細菌が集まったものです。
Q.歯周病は様々な病気の原因になると聞きましたが、本当でしょうか?
A.最近の研究で脳梗塞や動脈硬化・糖尿病などと深い関係があることが分かってきました。
外に早産や低体重児出産・ガンなどとも密接に関係していると言われています。
Q.歯周病は歯みがきをすれば治るのでしょうか?
A.歯磨きのみでは完治しません。
歯ぐきの深い部分に入り込んだ歯垢や歯石(歯垢が硬い石のように変化したもの)を取り除く治療を行う必要があります。これは歯医者さんに言って行うしかありません。
Q.他の歯科医院で歯周病と診断されたのですが、完治することは可能でしょうか?
A.歯周病は悪くならないように予防していく疾患です。一時的に問くなったからと言ってセルフケアや定期健診を怠ると容易に再発してしまいます。
Q.歯周病予防の効果的な方法はありますか?
A.定期的なお口の掃除と自身による正しい歯磨きです。